外さない歓迎会！誰でも簡単！企画・演出アイデア集

1.はじめに：歓迎会を成功させるための企画・演出の重要性

新しい仲間を迎える歓迎会。単なる飲み会ではなく、組織の一員としてスムーズにスタートを切れるようサポートする大切な機会です。歓迎会を成功させる鍵は、綿密な企画と効果的な演出にあります。

歓迎会の目的	企画・演出の重要性
新しい仲間との親睦を深める	緊張を和らげ、打ち解けやすい雰囲気作り
組織への理解を促進する	会社の文化や価値観を伝える工夫
モチベーションを高める	歓迎されていると実感できる演出
新しい環境への適応を支援する	先輩社員との交流の場を設ける

最初の印象は非常に重要です。適切な企画・演出は、新入社員や中途社員が会社に良い印象を持ち、早期に職場に馴染むための大きな助けとなります。反対に、準備不足で場当たり的な歓迎会は、せっかくの機会を台無しにしてしまう可能性もあります。

歓迎会は、会社の雰囲気や文化を伝える絶好の機会でもあります。参加者にとって有益な情報提供や、親睦を深めるための工夫を凝らすことで、組織へのエンゲージメントを高める効果も期待できます。

この後の章では、歓迎会のタイプ別の企画アイデアや、場を盛り上げる演出、オンライン歓迎会のポイントなど、具体的な方法を詳しく解説していきます。

2.歓迎会を盛り上げるための基本ステップ

(1)参加者の属性を把握する（新入社員、中途社員、部署全体など）

歓迎会の企画・演出を考える上で、まず大切なのは参加者の属性を把握することです。参加者層によって、歓迎会の目的や雰囲気、ふさわしい企画も大きく変わってきます。主な参加者層を想定し、それぞれの特徴を理解することで、より効果的な歓迎会を企画できます。

参加者層	特徴	歓迎会で意識すべき点
新入社員	社会人経験が浅く、会社や職場に慣れていない	緊張をほぐし、親しみやすい雰囲気を作る。会社や職場の雰囲気、文化を伝える
中途社員	ある程度の社会人経験があり、即戦力として期待されている	スキルや経験を共有する機会を設ける。既存社員との関係構築を促進する
部署全体（既存社員含む）	普段から一緒に仕事をしているメンバー	部署内のコミュニケーション活性化。チームワーク強化

新入社員の場合、初めて社会に出ることに対する不安や緊張を抱えていることが多いため、歓迎会ではリラックスできる雰囲気作りを心がけましょう。自己紹介ゲームや先輩社員との交流を通して親睦を深める企画が効果的です。

中途社員の場合は、新しい環境への適応に加え、既存社員との円滑なコミュニケーションが求められます。そのため、自己紹介タイムだけでなく、スキルや経験を共有する場を設けることで、早期の戦力化を支援する歓迎会が理想的です。

部署全体の歓迎会では、親睦を深めるだけでなく、チームワークの向上や部署全体のモチベーションを高める機会として活用できます。部署の目標共有や、懇親会を通して親交を深める企画が有効です。

このように、参加者の属性をしっかりと把握することで、より効果的で記憶に残る歓迎会を企画することが可能です。

(2)歓迎会の目的を設定する（親睦を深める、会社への理解を深めるなど）

歓迎会を企画する上で、まず「何のために開催するのか？」という目的を明確にすることが重要です。目的が定まっていなければ、効果的な企画・演出もできません。歓迎会には様々な目的が考えられますが、いくつか例を挙げ、それぞれどのような効果を期待できるのかを解説します。

目的	効果	対象
親睦を深める	新入社員・中途社員と既存社員の距離を縮め、円滑なコミュニケーションを促進する	新入社員歓迎会、中途社員歓迎会、部署全体歓迎会
会社への理解を深める	会社のビジョンや文化、事業内容などを理解してもらい、早期の職場適応を支援する	新入社員歓迎会、中途社員歓迎会
チームワークを強化する	部署内の結束力を高め、業務効率の向上に繋げる	部署全体歓迎会
モチベーションを高める	新しい環境への不安を軽減し、仕事への意欲を高める	新入社員歓迎会、中途社員歓迎会

上記以外にも、部署異動者歓迎会など、様々な状況に合わせた目的設定が可能です。歓迎会の対象となる参加者の属性や会社の状況を考慮し、最適な目的を設定しましょう。例えば、新入社員歓迎会であれば「親睦を深める」と「会社への理解を深める」を、部署全体歓迎会であれば「チームワークを強化する」を主軸に据えることが効果的です。

目的を明確にすることで、企画内容や演出方法も自ずと決まってきます。参加者にとって有意義な歓迎会となるよう、目的をしっかりと定めましょう。

(3)予算と会場の決定

歓迎会の成功には、予算と会場の決定が不可欠です。適切な予算設定と会場選びは、参加者にとって満足度の高い歓迎会を実現する上で重要な要素となります。

まず、予算を設定しましょう。参加人数と一人当たりの費用を考慮し、総額を決定します。会費制にする場合は、参加者にとって無理のない金額を設定することが大切です。

項目	詳細
飲食代	一人当たりの金額 × 参加人数
会場費	会場の規模や設備によって変動
装飾費	飾りやウェルカムボードなど
その他	ゲームの景品、記念品など

次に、会場を選びます。参加人数、予算、歓迎会の目的に合わせて最適な会場を選びましょう。会場の雰囲気や設備、アクセスなども重要な要素です。

会場選びのポイントを以下にまとめました。

• 参加人数に合った広さであるか
• 予算内で収まるか
• アクセスが良いか
• 設備（音響、プロジェクターなど）は整っているか
• 歓迎会にふさわしい雰囲気か

予算と会場が決まれば、具体的な企画や演出の内容を検討することができます。参加者にとって思い出に残る、素敵な歓迎会を企画しましょう。

3.タイプ別歓迎会企画アイデア

(1)新入社員歓迎会

歓迎ムードを高める演出（ウェルカムボード、記念品贈呈など）

歓迎会では、新入社員や中途社員が「歓迎されている！」と実感できるような演出を心がけましょう。温かい雰囲気の中で、新しい環境への不安を和らげ、スムーズに職場に馴染めるよう配慮することが大切です。

まず、会場入り口に設置するウェルカムボードは、歓迎ムードを演出する上で効果的です。新入社員や中途社員の名前を大きく記載し、歓迎のメッセージを添えましょう。手書きのメッセージやイラストを加えることで、より温かみのある歓迎を表現できます。

目的	方法
個別メッセージで特別感を演出	名前入りメッセージ、手書きのイラスト
参加者全員で歓迎ムードを醸成	参加者全員の寄せ書き、写真
会社の雰囲気を伝える	企業ロゴ、スローガン

次に、記念品は、歓迎の気持ちを形にして伝えるアイテムとして最適です。実用的な物や会社オリジナルグッズなどを贈ることで、新入社員や中途社員のモチベーション向上に繋がります。記念品を選ぶ際には、新入社員や中途社員の年齢や性別、趣味などを考慮し、喜ばれるものを選びましょう。

記念品	ポイント
会社オリジナルグッズ（名刺入れ、ボールペンなど）	所属意識を高める
実用的なアイテム（タンブラー、ギフト券など）	日常的に使える
メッセージ入りのプレゼント	特別な歓迎の気持ちを伝える

これらの演出に加えて、歓迎会開始時に、上司や先輩社員から歓迎の言葉を伝えることも大切です。温かい言葉をかけることで、新入社員や中途社員の緊張を和らげ、歓迎ムードを高めることができます。

歓迎ムードを高める演出は、新入社員や中途社員にとって会社の良い第一印象となります。細やかな配慮で、新しい仲間を温かく迎え入れましょう。

緊張をほぐすためのゲームやアクティビティ（自己紹介ゲーム、チームビルディングなど）

新しい環境では、誰もが緊張するもの。特に新入社員や中途社員にとっては、歓迎会は初めて顔を合わせる人ばかりで、緊張感が高まる場になりがちです。そこで、歓迎会では緊張をほぐし、参加者同士が打ち解けられるようなゲームやアクティビティを取り入れることが大切です。

ゲーム・アクティビティの種類	説明	メリット
自己紹介ゲーム	参加者それぞれが自己紹介を行うゲーム。工夫次第で、単なる自己紹介以上の盛り上がりを生み出すことができます。	参加者同士の理解を深める
チームビルディング	チームで協力して課題に取り組むゲーム。一体感を醸成し、チームワークを高める効果が期待できます。	協調性やコミュニケーション能力の向上
その他のゲーム	ビンゴ、クイズ、ジェスチャーゲームなど、様々なゲームを取り入れることで、歓迎会の雰囲気をさらに盛り上げることができます。	参加者同士の親睦を深める

例えば自己紹介ゲームでは、単に名前や出身地を述べるだけでなく、「私の好きな〇〇は？」や「休日の過ごし方は？」といった質問を加えることで、個性を引き出し、会話のきっかけを作る工夫もできます。

また、チームビルディングでは、簡単なクイズやパズル、グループワークなどを通して、参加者同士が協力し、コミュニケーションを取りながら課題解決に取り組むことで、自然と緊張もほぐれていきます。

歓迎会の参加者に合わせて、適切なゲームやアクティビティを選択し、場を盛り上げ、親睦を深められるようにしましょう。

社風や部署の雰囲気を知るための企画（先輩社員との交流会、オフィスツアーなど）

新入社員にとって、会社や部署の雰囲気を知ることは、スムーズに職場に馴染むために非常に大切です。歓迎会を通じて会社の文化や価値観、部署内の人間関係などを理解する機会を設けることで、早期の活躍を後押しすることができます。

効果的な企画の例として、先輩社員との交流会やオフィスツアーなどが挙げられます。

企画	内容	メリット
先輩社員との交流会	少人数のグループに分かれ、フランクな雰囲気で先輩社員と話す	気軽に質問できるため、部署の雰囲気や仕事内容についてより深く理解できる
オフィスツアー	社内施設や各部署の役割を説明しながらオフィスを案内する	会社全体の雰囲気や、部署間の連携の様子を把握できる

これらの企画をより効果的に行うためのポイントは以下の通りです。

• 交流会では、新入社員が話しやすい雰囲気作りを心がける: 緊張をほぐすためのアイスブレイクを取り入れる、年齢の近い先輩社員を配置するなど工夫してみましょう。
• オフィスツアーでは、普段見られない場所も紹介する: サーバールームや役員室など、特別感を持たせることで、会社の規模や歴史を感じることができます。
• 新入社員からの質問タイムを設ける: 疑問点を解消することで、不安を取り除き、安心感を与えることができます。

歓迎会での企画を通して、新入社員が会社や部署への理解を深め、スムーズに職場に馴染めるようサポートしましょう。

(2)中途社員歓迎会

スキルや経験を共有する場を設ける（自己紹介タイム、グループワークなど）

中途社員の歓迎会では、自己紹介タイムやグループワークを通して、それぞれのスキルや経験を共有する場を設けることが重要です。中途社員は、前職での経験や知識を活かして、新しい環境で活躍したいと考えています。歓迎会は、自己紹介を通して、互いのスキルや経験を理解し合う絶好の機会です。

効果的な自己紹介タイムにするためには、以下の項目を盛り込むことをおすすめします。

項目	内容
氏名・所属	基礎情報の共有
前職での経験	スキルや実績の共有
得意分野・専門分野	チームへの貢献ポイントの明確化
今後のキャリアプラン	将来の展望を共有
趣味や休日の過ごし方	親睦を深めるための話題提供

自己紹介に加えて、グループワークを取り入れるのも効果的です。部署内での共通課題や、簡単なビジネスケーススタディなどをテーマにグループワークを行うことで、実践的なスキルや知識を共有できます。また、グループワークを通して、コミュニケーション能力やチームワークを育むことも可能です。

これらの取り組みを通じて、中途社員がスムーズに職場に馴染み、早期に活躍できるようサポート体制を整えましょう。歓迎会での積極的な情報共有は、チーム全体の活性化にも繋がります。

チームメンバーとの親睦を深める企画（懇親会、ランチ会など）

中途社員にとって、新しい職場環境に早く馴染むためには、チームメンバーとの良好な関係構築が不可欠です。親睦を深めるための企画として、フォーマルな懇親会からカジュアルなランチ会まで、様々な方法があります。

形式	メリット	デメリット	企画例
懇親会	多人数で交流できる	参加のハードルが高い場合も	立食形式で自由な交流を促す、部署の代表者からの挨拶で歓迎ムードを演出
ランチ会	少人数で親密な会話ができる	全員が一度に交流できない	複数回に分けて開催、新入社員が希望の先輩社員を選んでランチ
カフェ会	リラックスした雰囲気で話せる	費用負担のバランスに配慮が必要	勤務時間外にカフェに集まり、フランクな情報交換
社内イベント参加	共通の体験を通して親睦を深める	イベントの内容によっては参加しにくい人もいる	スポーツ大会、ボランティア活動、社員旅行など

歓迎会後のフォローアップも重要です。例えば、歓迎会で話題になったことを後日改めて話題にする、ランチや休憩時間に声をかけるなど、継続的なコミュニケーションを意識することで、より親睦を深めることができます。これらの企画を通して、中途社員が安心して業務に取り組めるようサポートしましょう。

会社のビジョンや文化を伝える（経営陣からのメッセージ、社内制度の説明など）

中途社員にとって、新しい会社のビジョンや文化を理解することは、スムーズに職場に馴染むために非常に重要です。歓迎会という機会を活用し、会社への理解を深めるための企画を取り入れましょう。

まず、経営陣からのメッセージは、会社の方向性や価値観を伝える効果的な方法です。歓迎会でのスピーチや、事前に録画したビデオメッセージを通して、中途社員へ直接語りかけることで、会社のビジョンや文化への共感を高めることができます。

内容	方法	効果
経営理念・ビジョン	スピーチ、ビデオメッセージ	会社の目指す方向性や価値観を理解できる
社風・文化	社員紹介、社内イベント紹介	職場環境や雰囲気を把握できる
中途社員への期待・役割	部署紹介、キャリアパス説明	自身の役割や将来的なキャリアプランを描ける

次に、社内制度の説明も重要です。福利厚生、評価制度、研修制度など、会社で働く上で必要な情報を提供することで、中途社員の不安を解消し、安心して業務に取り組める環境を整えられます。これらの情報は、歓迎会で資料を配布したり、担当者から説明を行うことで、効率的に伝えることができます。

これらの取り組みを通して、中途社員は会社への帰属意識を高め、早期に活躍できるようになります。歓迎会での効果的な情報伝達を心がけましょう。

(3)部署全体歓迎会

部署内のコミュニケーション活性化（懇親会、レクリエーションなど）

部署全体の歓迎会では、親睦を深めるための懇親会やレクリエーションが有効です。普段の業務では接点が少ないメンバー同士の交流を促進し、部署内の一体感を高める効果が期待できます。

懇親会は、フォーマルな場ではなく、リラックスして会話できる雰囲気作りが大切です。美味しい料理や飲み物を用意し、参加者同士が自由に交流できる時間を設けましょう。歓迎会実行メンバーは、参加者同士が話しやすいように、共通の話題を提供したり、席替えを促したりするなど、積極的に場を盛り上げる工夫が必要です。

レクリエーションは、参加型の企画を取り入れることで、より一体感を高めることができます。部署の規模や参加者の年齢層などを考慮し、適切な内容を選択しましょう。

目的	レクリエーション例	説明
交流促進	自己紹介ゲーム、ビンゴ大会	参加者同士が気軽に話せるきっかけを作る
チームワーク強化	謎解きゲーム、チーム対抗クイズ	協力して課題に取り組むことで、一体感を醸成する
創造性発揮	グループワーク、アイデアソン	新たな発想を生み出し、部署の活性化につなげる

歓迎会後のフォローアップとして、参加者へのアンケートを実施し、次回の企画に繋げることも重要です。参加者の声を反映することで、より効果的なコミュニケーション活性化策を展開できます。

チームワーク強化のための企画（ワークショップ、共同作業など）

部署全体の歓迎会では、チームワーク強化を目的とした企画を取り入れることで、より一層親睦を深め、今後の業務効率向上にも繋げることができます。ここでは、ワークショップや共同作業など、チームワーク強化に繋がる企画の具体例をいくつかご紹介します。

企画	内容	目的
部署紹介ワークショップ	グループに分かれ、それぞれの部署の業務内容や役割、魅力などを発表し合う	部署間の相互理解を深める
課題解決型ワークショップ	架空の業務課題を設定し、グループで解決策を検討・発表する	問題解決能力と協調性を養う
チームビルディングゲーム	協力して課題をクリアするゲームを実施	コミュニケーション能力とチームワークを向上させる
共同制作	部署全体の目標を達成するためのスローガンやロゴを共同で制作する	一体感を醸成し、目標達成への意識を高める
職場環境改善プロジェクト	グループに分かれ、職場環境の改善策を検討・提案する	チームワークを発揮し、職場環境への意識を高める

これらの企画を通して、部署メンバー間のコミュニケーションを活性化させ、チームワークを強化することができます。企画の内容は、部署の規模や特徴、参加者の年齢層などを考慮して決定しましょう。歓迎会という場を有効活用し、チームワーク強化に繋がる有意義な時間を作り上げてください。

新たな目標設定と共有（部署目標発表、グループディスカッションなど）

部署全体の歓迎会では、新しいメンバーを迎えるとともに、部署全体の結束力を高め、今後の目標達成に向けて気持ちを一つにする絶好の機会です。歓迎会を効果的に活用し、新たな目標設定と共有を行いましょう。

まず、部署の現状と今後の展望、そして設定する目標について、リーダーまたは責任者から説明を行います。目標設定にあたっては、以下のポイントを意識すると効果的です。

項目	説明
具体的な目標設定	抽象的な目標ではなく、具体的な数値目標を設定することで、メンバーのモチベーション向上に繋がります。
目標達成への道筋	目標を達成するための具体的な方法やスケジュールを示すことで、メンバーの行動を促進します。
チームワークの重要性	目標達成は個人ではなく、チーム全体で取り組むべきものであることを強調し、協調性を促します。

目標発表後は、グループディスカッションを実施し、各メンバーが目標に対する意見やアイデアを共有する場を設けます。多様な視点を取り入れることで、より効果的な目標達成戦略を立てることができます。歓迎会というリラックスした雰囲気の中で行うことで、活発な意見交換が期待できます。

目標共有後は、懇親会などで親睦を深め、チームワークを強化しましょう。共通の目標に向かって共に進む仲間として、互いに支え合い、励まし合う関係性を築くことが重要です。

4.歓迎会を盛り上げる演出アイデア

(1)会場装飾（テーマカラー、バルーン、ウェルカムボードなど）

歓迎会の会場装飾は、参加者の気分を高め、歓迎ムードを演出する上で重要な要素です。テーマカラーを設定し、統一感のある装飾を心がけましょう。

アイテム	効果	ポイント
バルーン	華やかで festive な雰囲気を演出	テーマカラーに合わせたバルーンアーチや、天井装飾で会場全体を華やかに彩りましょう。
ウェルカムボード	参加者への歓迎の気持ちを表現	新入社員や中途社員の名前を入れた手作りのウェルカムボードは、特別感を与えます。
ガーランド・フラッグ	空間を賑やかに演出	会場入り口や壁面に飾り付け、歓迎ムードを高めます。
写真ブース	思い出作りに最適	テーマに合わせた小道具を用意し、記念撮影を楽しめる空間を作りましょう。
テーブルコーディネート	洗練された印象を与える	テーブルクロスやランチョンマット、センターピースなどでテーブルを華やかに飾り付けます。

歓迎会のテーマや参加者の年齢層に合わせた装飾を選び、会場全体を盛り上げましょう。例えば、新入社員歓迎会では、明るくポップな色合いのバルーンやガーランドで飾り付けるのがおすすめです。一方、フォーマルな場を設ける場合は、落ち着いた色合いのテーブルクロスや上品なフラワーアレンジメントで会場を彩りましょう。手作り感のある装飾は、温かい雰囲気を演出する効果があります。費用を抑えたい場合は、折り紙や風船などを活用して、手作り装飾に挑戦してみましょう。

(2)BGM選定（参加者に合わせた選曲、雰囲気作り）

歓迎会の雰囲気を大きく左右するBGM。参加者の年齢層や会社の雰囲気、歓迎会の目的に合わせて選曲することで、より心地よく、楽しい時間を演出できます。

まず、参加者の年齢層を考慮しましょう。20代の若手社員が多い場合は、最新のヒットソングやアップテンポな曲を流すと場が盛り上がります。一方、40代、50代が多い場合は、落ち着いた雰囲気のジャズやクラシック、懐かしいJPOPなどがおすすめです。

参加者の年齢層	おすすめのBGM
20代	最新のヒットソング、アップテンポな曲
30～40代	幅広いジャンル、落ち着いた雰囲気の曲も織り交ぜる
50代以上	ジャズ、クラシック、懐かしいJPOP

会社の雰囲気も重要な要素です。活気のある会社なら明るいポップス、落ち着いた雰囲気の会社なら静かなインストゥルメンタルなどが適しています。堅苦しすぎず、リラックスできる選曲がおすすめです。

歓迎会の目的も考慮に入れましょう。親睦を深めることが目的なら、会話の邪魔にならない程度の音量で、穏やかなBGMを選びます。一方、盛り上がりを重視するなら、アップテンポで明るい曲を選び、歓談しやすい雰囲気を作りましょう。

さらに、歓迎会の中盤には、少しテンポの速い曲を入れて、会場の雰囲気を盛り上げるのも効果的です。終盤には、落ち着いた曲調に戻し、参加者がゆっくりと会話を楽しめるように配慮しましょう。

適切なBGM選びは、歓迎会の成功に大きく貢献します。参加者にとって心地よい空間を演出し、思い出に残る歓迎会にしましょう。

(3)サプライズ演出（メッセージ動画、プレゼント贈呈など）

歓迎会にサプライズ演出を取り入れることで、新入社員や中途社員にとって忘れられない一日になります。参加者全体の印象にも残りやすく、歓迎ムードをより一層盛り上げることができるでしょう。

サプライズ演出の代表的な例として、メッセージ動画とプレゼント贈呈が挙げられます。

演出	説明	メリット	注意点
メッセージ動画	上司や同僚、場合によっては家族からのメッセージ動画を上映	感動的な演出になりやすい	事前に動画の素材を集め、編集する必要がある
プレゼント贈呈	新入社員・中途社員に歓迎の気持ちを込めたプレゼントを贈る	喜ばれるプレゼント選びが重要	参加者全員へのプレゼントは予算的に難しい場合もある

メッセージ動画は、新入社員や中途社員に内緒で作成し、歓迎会の中盤で上映するのが効果的です。普段なかなか伝えられない感謝や激励のメッセージを伝えることで、感動的なサプライズを演出できます。

プレゼントは、実用的な物や趣味に合わせた物など、贈る相手のことを考えて選ぶことが大切です。個別にメッセージカードを添えることで、より気持ちが伝わるでしょう。

その他、部署にちなんだ特注ケーキを用意したり、新入社員・中途社員の出身地に関連したプレゼントを用意したりするのもおすすめです。サプライズ演出は、歓迎される側の個性や好み、歓迎会のテーマに合わせて工夫することで、より効果的なものになります。

(4)写真・動画撮影（思い出を残す、社内共有）

歓迎会の思い出を形に残すことは、参加者にとって嬉しいものです。また、社内共有することで、参加できなかった社員にも歓迎会の雰囲気を伝えることができます。写真や動画撮影は、歓迎会を盛り上げるだけでなく、記録としても価値のあるものになります。

効果的な写真・動画撮影を行うためのポイントをまとめました。

項目	内容
撮影タイミング	・乾杯シーン ・歓談中の様子 ・ゲームやイベントの様子 ・新入社員・中途社員のスピーチ
撮影場所	・会場全体 ・各テーブル ・集合写真撮影場所
撮影方法	・明るい場所で撮影する ・被写体にピントを合わせる ・様々な角度から撮影する ・動画は音声も記録する
共有方法	・社内SNS ・イントラネット ・メール
その他	・撮影担当を決めておく ・プライバシーに配慮する

これらのポイントを踏まえ、歓迎会の雰囲気や参加者の表情を捉えた、思い出に残る写真や動画を撮影しましょう。

例えば、新入社員が先輩社員と楽しそうに話している様子や、ゲームに熱中している様子を写真に収めることで、歓迎会の温かい雰囲気を伝えることができます。また、集合写真は参加者全員の笑顔を記録する絶好の機会です。

撮影した写真や動画は、社内SNSやイントラネットなどに掲載し、広く共有しましょう。歓迎会に参加できなかった社員にも、その様子を伝えることができます。また、新入社員・中途社員にとっては、会社の一員として受け入れられたことを実感する機会にもなります。

写真や動画は、単なる記録ではなく、会社の歴史を刻む貴重な資料となります。歓迎会の思い出を大切に保存し、社内全体で共有することで、より良い組織づくりに繋げましょう。

5.オンライン歓迎会の企画・演出

(1)オンラインツールを活用したゲームやアクティビティ

オンライン歓迎会では、ツールを活用したゲームやアクティビティで参加者同士の交流を深め、一体感を高めることが重要です。

ツール	ゲーム・アクティビティ例	説明
Zoom,Teamsなど	オンラインビンゴ	カードを画面共有し、出た数字を各自でチェック。ビンゴになった人が景品をもらえるように設定すると盛り上がります。
Zoom,Teamsなど	共通点探しゲーム	グループに分かれ、共通点を探し合うゲームです。オンラインホワイトボードを活用して書き出し、発表することで盛り上がります。
Miro, Muralなど	オンライン人狼ゲーム	オンラインホワイトボードに役職を書き込み、チャット機能で議論を進めることで、推理力とコミュニケーション能力が試されるゲームを楽しめます。
Gather.townなど	メタバース空間での交流	バーチャル空間内を自由に移動し、アバター同士で会話ができるため、リアルの歓迎会に近い感覚で交流できます。

上記以外にも、クイズ大会や絵しりとり、ジェスチャーゲームなどもオンラインツールで実施可能です。ツールによっては、投票機能や画面共有機能などを活用することで、さらにインタラクティブな体験を提供できます。

歓迎会の雰囲気や参加者の年齢層、人数などを考慮して、最適なゲームやアクティビティを選びましょう。

(2)バーチャル背景を使った演出

オンライン歓迎会では、バーチャル背景を活用することで、会場の雰囲気を盛り上げたり、参加者同士の距離を縮めたりすることができます。工夫次第で、通常の歓迎会とは異なる、オンラインならではの演出が可能です。

例えば、新入社員や中途社員の出身地にちなんだ背景を設定したり、会社のロゴやイメージカラーを取り入れた背景を用意したりすることで、歓迎ムードを高めることができます。

バーチャル背景の例	説明	演出効果
出身地の風景	新入社員・中途社員の地元を紹介	親近感の醸成
会社のロゴ	企業イメージを強調	一体感の演出
桜並木など季節感のある風景	参加者全体で春の訪れを祝う	華やかな雰囲気
リゾート地のビーチ	非日常感を演出	リラックスした雰囲気

また、参加者全員で同じバーチャル背景を設定することで、一体感を演出することも可能です。歓迎会で使う背景画像を事前に共有しておき、参加者に設定してもらうことで、画面越しでも同じ空間にいるような感覚を共有できます。さらに、バーチャル背景に歓迎メッセージや新入社員の名前などを加えることで、よりパーソナルな演出も可能です。

シンプルな背景から凝った背景まで、様々なバリエーションを試すことで、オンライン歓迎会をより印象的なものにすることができます。

(3)参加者全員が楽しめる企画

オンライン歓迎会では、物理的な距離があるため、全員が楽しめる企画を立案することが重要です。全員が参加しやすい工夫や、画面越しでも盛り上がるような仕掛けを取り入れましょう。

企画	説明	ポイント
オンラインクイズ大会	事前に業務内容に関するクイズや、新入社員・中途社員にまつわるクイズを作成し、チーム対抗で競います。	難易度を調整することで、新入社員・中途社員も活躍できる場になります。
オンラインビンゴ	オンラインビンゴツールを用いて、ビンゴゲームを実施します。景品を用意することで、さらに盛り上がります。	景品はeギフト券など、オンラインで送付できるものが便利です。
バーチャルオフィスツアー	360度カメラなどで撮影したオフィス風景を共有し、バーチャルオフィスツアーを実施します。	配属先以外の部署の様子なども紹介することで、会社全体の理解を深めることができます。
オンライン懇親会	新入社員・中途社員が自由に会話できる時間と、テーマを設定したグループに分かれて会話する時間を設けます。	少人数のグループに分けることで、発言しやすい雰囲気を作ります。

上記以外にも、趣味や特技を共有する場を設ける、オンライン上で一緒に料理を作るなど、参加者の共通点や興味関心に基づいた企画を検討することで、より親睦を深めることができます。

6.歓迎会を成功させるためのポイント

(1)事前の準備をしっかりと行う

歓迎会の成功は、事前の準備にかかっています。どんなに素晴らしい企画でも、準備不足では台無しになってしまう可能性があります。参加者全員が楽しめる歓迎会にするために、以下のポイントを事前に確認し、しっかりと準備を行いましょう。

項目	内容	確認事項
参加者	人数、属性（新入社員、中途社員、部署全体など）	出欠確認、アレルギーや食事制限の有無
予算	1人あたりの金額、全体の予算	会費設定、会場費用との兼ね合い
会場	場所、広さ、設備（プロジェクター、音響設備など）	参加人数に適した広さか、必要な設備が揃っているか
日程	開催日時、開始・終了時刻	参加者の都合、会場の予約状況
企画	歓迎会の目的、内容（ゲーム、自己紹介など）	参加者に合わせた企画か、時間配分は適切か
演出	会場装飾、BGM、サプライズなど	歓迎ムードを高める演出か、参加者が楽しめるか
その他	連絡方法、役割分担、緊急連絡先	参加者への連絡はスムーズか、担当者は明確か

上記以外にも、必要に応じて持ち物リストを作成したり、当日のタイムスケジュールを組んだりするなど、細かい点まで気を配ることが大切です。準備を万全にすることで、当日はスムーズな進行と、参加者全員が楽しめる歓迎会を実現できるでしょう。

(2)参加者全員が楽しめる企画にする

歓迎会は、新しいメンバーだけでなく、既存のメンバーも楽しめる場であるべきです。そのためには、参加者全員が楽しめる企画を立てることが重要です。全員が楽しめる企画にするためのポイントは以下の通りです。

• 多様なプログラムを用意する:ゲーム、クイズ、歓談など、さまざまなプログラムを用意することで、多くの参加者が楽しめる機会を増やすことができます。
• 参加型の企画を取り入れる:全員参加型のゲームやグループワークを取り入れることで、参加者同士の交流を深め、一体感を醸成することができます。
• 個性を尊重する:参加者の年齢、性別、趣味、性格などを考慮し、誰もが楽しめる企画内容にすることが大切です。
• 無理強いしない:参加を強制するのではなく、自由に参加できる雰囲気を作ることで、より多くの参加者が楽しめる歓迎会になります。
• 事前のアンケートで希望を募る:歓迎会でやりたいことや、やってほしくないことを事前にアンケートで調査することで、参加者の希望に沿った企画を立てることができます。

歓迎会企画の例	説明	誰が楽しめるか
自己紹介ビンゴ	参加者同士で自己紹介を行い、ビンゴを目指すゲーム	新入社員・中途社員、既存社員
チーム対抗クイズ	会社に関するクイズや、一般的なクイズでチーム対抗戦を行う	新入社員・中途社員、既存社員
交流ゲーム	簡単なゲームを通して参加者同士の交流を深める	新入社員・中途社員、既存社員
歓談タイム	自由に会話をする時間	新入社員・中途社員、既存社員

歓迎会の企画は、新入社員や中途社員が会社に溶け込むための第一歩となる重要なものです。上記を参考に、参加者全員が楽しめる企画を立て、素敵な歓迎会を企画してください。

(3)アットホームな雰囲気を作る

歓迎会は、新しいメンバーにとって会社を知る最初の機会となる大切な場です。堅苦しい雰囲気ではなく、リラックスして過ごせる空間を作ることが大切です。
初めて会う人同士でも気軽に話せるような雰囲気作りを心がけましょう。

工夫	具体的な方法
話しやすい雰囲気作り	・新入社員や中途社員が緊張しないよう、フレンドリーな言葉で話しかける ・自己紹介は、堅苦しくなく、趣味や出身地など簡単な内容で ・歓迎会担当者は笑顔で明るく対応する
参加者同士の交流促進	・共通の話題を提供する ・ゲームやアクティビティを通して親睦を深める ・少人数グループに分けて会話する時間を設ける ・席替えを取り入れて様々な人と話せる機会を作る
親しみやすい環境設定	・会場は落ち着いた雰囲気で、リラックスできる空間を選ぶ ・BGMは軽快で明るい音楽を選ぶ ・歓談しやすいように、音量に配慮する
新入社員・中途社員への配慮	・会話に積極的に加える ・困っている様子があれば、声をかける ・周りの人が話しかけやすい雰囲気を作る

これらの工夫を取り入れることで、参加者同士が打ち解けやすく、アットホームな雰囲気の歓迎会を実現できます。 初めて会う人同士でも自然と会話が生まれ、新しい職場に馴染みやすくなるでしょう。
歓迎会を通して良好な人間関係を築き、今後の業務に繋がるポジティブなスタートを切れるようサポートしましょう。

(4)新入社員・中途社員への配慮を忘れない

歓迎会は、新入社員や中途社員にとって、会社や職場の人間関係を築く最初の場となります。そのため、彼らにとって参加しやすい雰囲気作りを心がけ、不安を取り除く配慮が大切です。

配慮すべき点	具体的な行動
自己紹介の強制を避ける	あらかじめ自己紹介シートを配布し、書きたくない項目は空欄で提出できるようにする
プライベートな情報の強要を避ける	趣味や家族構成などの質問は、相手が話したくない場合は無理に聞き出さない
飲食の強要を避ける	アルコールが苦手な人や、宗教上の理由で特定の食べ物が食べられない人がいる可能性も考慮する
遅刻や早退への柔軟な対応	特に新入社員は、まだ会社のルールや手続きに慣れていない場合もあるため、柔軟に対応する
服装の指定に配慮する	服装の指定がある場合は、事前に明確に伝える
アレルギーや持病への配慮	事前にアレルギーや持病の有無を確認し、必要に応じて食事内容などを調整する
宗教や文化への配慮	宗教や文化の違いを尊重し、配慮の行き届いた対応を心がける

歓迎会は、新入社員や中途社員が会社に馴染むための大切な機会です。上記のような点に配慮することで、彼らが安心して参加できるようサポートしましょう。温かく迎え入れることで、早期の職場適応に繋がり、今後の活躍にも繋がります。

7.まとめ：最高の歓迎会で新たなスタートを応援

歓迎会は、新しい仲間を迎え入れ、組織の一員として温かく迎えるための大切な機会です。最高の歓迎会は、新入社員や中途社員にとって、新たな環境への不安を払拭し、スムーズに職場に馴染むための大きな助けとなります。

歓迎会を成功させるためには、事前の準備が不可欠です。参加者の属性や歓迎会の目的を明確にし、予算や会場設定、そしてプログラムの内容まで、綿密に計画を立てましょう。

項目	内容
参加者	新入社員、中途社員、部署全体など
目的	親睦を深める、会社への理解を深める、歓迎ムードの醸成など
予算	会場費、飲食費、その他費用
会場	参加人数、雰囲気、アクセスなどを考慮
プログラム	歓迎スピーチ、自己紹介、ゲーム、懇親会など

歓迎会は、単なるイベントではなく、新しい仲間との絆を築き、組織の結束力を高める絶好のチャンスです。創意工夫を凝らした企画・演出で、記憶に残る、そして未来への活力となるような歓迎会を実現しましょう。

新入社員や中途社員にとって、最初の職場体験となる歓迎会。温かい歓迎は、彼ら彼女らの心に深く刻まれ、今後の仕事へのモチベーション向上に繋がります。そして、組織全体にとっても、新たな風を吹き込み、活性化をもたらす貴重な機会となるでしょう。最高の歓迎会で、新しい仲間の門出を祝福し、共に明るい未来を築いていきましょう。