イベントを企画するからには、当然ですが成功してほしいですよね。そのために必要なことは何なのでしょうか？
イベントを企画する際に大切なポイント、そして企画アイデア事例をご紹介します。ぜひご参考いただき、企画成功への手がかりにしてください。
イベントを企画する際に押さえておきたいポイント３つ
成功するイベントを企画するために押さえておきたいポイントがあります。具体的にそのポイント３つをご紹介します。
ポイントその１．目的を明確にする
イベントを企画する段階で、まず最初に明確にするべきポイントは「目的」です。目的を明確にすることによって、その企画内容がブレることなく進めていくことができます。
目的を決める際には、なるべく１つに絞ります。企画段階では「アレも大切、コレも…」なんて多くの考えがよぎると思いますが、企画の目的は多くても３つまでにとどめるようにしましょう。そうすることで、より明確でブレない企画を計画していくことができます。
ポイントその２．ターゲットを決める
イベントに参加してほしいターゲット層を明確にします。「ターゲット層」と聞くと、主に年代や性別などが思い浮かぶかと思います。それは決して間違いではありませが、より明確なターゲット層を定めるためには、目的から考えられる人物像を具体的に想像するのです。
例えばある店舗のイベントであれば「店舗の利用頻度」「店舗での利用金額」「滞在時間」など。
数字として落とし込むのであれば「目標達成値」「平均利用値」「中央値」を考慮しつつ、決めていきましょう。
ポイントその3．参加者のメリットを考える
参加者にとって、イベントへの参加は何かしらのメリットがあることを見越して参加してくれます。このどのようなメリットがあるかという点は、集客にも大きく関係してきます。
集客はイベント成功のひとつの指標となり、大変重要なポイントです。このイベントに参加したことで得られる知識や技術など、具体的に提示できるメリットを考えましょう。
イベントを成功させるために大切なこととは？
まずはイベントの企画を考えるために考慮すべきポイントをご紹介しました。
次にご紹介するのは、その企画を成功させるために押さえておきたいポイントです。企画の内容が良くても、それを成功させるためのポイントを踏まえた集客や進め方をしていかなくてはいけません。
下記より、イベントを成功させるためのポイントをご紹介します。
イベントを成功させるためのポイント①目標・予算・スケジュールを決める
イベントを実施するにあたって、まずは目標を設定します。この目標は、先に決めた目的やターゲット層を踏まえて考えていきます。目標設定はイベントを行った後、振り返りなどでも大変重要なポイントになります。
その後、予算を検討します。予算を決める方法として「予算を決めてから目標を設定する」方法と「目標に沿って予算を設定する」方法の2パターンがあります。それぞれの事情もあるかと思いますが、想定した内容でイベントの成功を考えるならまず目標を設定してから予算を決めていただく方法をオススメします。
予算を先に決めたうえで目標を設定すると、どうしても上限が決められた、制約のある状態での目標設定になってしまいます。あくまで目標ありきの姿勢で挑むことができるのでしたら、まずは目標を立てたうえで予算設定を行い、そのうえで予算を考慮しつつ内容をブラッシュアップしていきましょう。
目標と予算が確定したら、それにあわせたスケジュールを経てます。スケジュールを設定する際には、何時までにどうしたいか…と考えて、逆算しながら決めていくと良いでしょう。
イベントを成功させるためのポイント②目的に見合った企画を考える
まず最初に設定した”目的”ならびに「イベントを成功させるためのポイント①」でご紹介した”目標”。この２つは似て非なるものです。簡単に言えば”目的”は最終的に成し遂げたい事であり、”目標”はその目的を果たすに必要と思われるクリアすべき事柄です。
目的を決めて目標も定め、企画の大まかな全体像が創造できたと思った時点で、満足してしまうケースがあります。目的を達成することではなく、いつの間にかその企画を進めていくこと自体が目的とすり替わってしまう…なんて経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目的に沿った企画を建てることで、本来の目的からブレないイベント実現が可能となるのです。
イベントを成功させるためのポイント③集客方法を考える
イベント成功の大きなカギを握るポイントは、集客であると言っても過言ではありません。いくら良いイベントで参加者の意見が概ね好評だったとしても、母数自身が少ないのであれば、それはあくまで一部的な少数意見であり、本来の目的を達成するためには遠い条件となってしまいます。
集客の方法は、目的な定めたターゲットに沿った集客を行うようにします。
10代後半や20代の若者層がターゲットであれば、現在はSNSによる集客が友好的と言えるでしょう。地域密着型のイベントであれば、地元の人達が日常的に集う場にポスターを掲示するという方法もあるでしょう。高齢者向けであれば、自宅へのチラシポスティングが友好かもしれません。
その他にもプレスリリースやニュースリリースによる告知、媒体への広告出稿など、様々な集客方法があります。定めた目的とターゲットにあった集客方法を検討しましょう。
イベントアイディア事例！
続いては、実際に成功したイベント事例をご紹介します。新型コロナウィルスの影響から、新しい生活様式が浸透してきた現在、オンラインによるイベントも頻繁に開催されています。
成功イベント事例①オンライン飲み会（アサヒビール）
「オンライン飲み会は、同僚や友人同士でやってるよ」という方もいらっしゃることでしょう。今回ご紹介するのはアサヒビール株式会社が企画した大規模な飲み会です。タレントさんも参加した、最大1000人で行われた飲み会です。飲み会の中では一般の方も参加できるミニゲームなども模様されたんだとか。
このイベントの目的は、当時発売された新商品の販促だったのではないかと予想されます。そのうえでテーマ（「ビール＝みんなで楽しむ、人と人の心がつながる」）とターゲット層（20～30代）を狙ったイベントの成功例と言えるでしょう。
参考：「スーパードライ」のオンラインイベント第16弾を3月18日に開催｜ニュースリリース｜アサヒビール (asahibeer.co.jp)
成功イベント事例②バーチャルキャンプ
リアルな臨場感をゲーム感覚で体験することができるVR。このVRを使って、街中にいながらキャンプ気分を楽しむことができるイベントが開催されました。こちらはアウトドア向けリクライニングチェアの販促目的で行われたイベントです。
大阪という都会の真ん中で実施することで、あえてその商品のコンセプトをより手軽にアピールすることに成功したイベントと言えるでしょう。
参考：20221221_news.pdf (iwatani.co.jp)
成功イベント事例③東京ゲームショウ2023
東京ゲームショウは1996年開催を皮切りに、長年続いてきた国内最大級のゲームイベントです。コスプレイヤーによるキャラクターになりきったコスプレお披露目の場としても有名ですね。
このゲームショウ、2023年ではリアルのオフラインだけではなくオンラインによる開催も実施されました。そうすることで海外ともリアルにつながり、さらに世界観を広げることに成功した事例と言えます。
参考：HOME | TOKYO GAME SHOW 2023 – 東京ゲームショウ2023 (nikkeibp.co.jp)
ポイントを押さえてイベントを成功させよう！
イベントを企画する際に押さえておきたいポイントならびに成功するためのポイント、成功イベント事例についてご紹介しました。
例え規模は大きくなくても、イベントを企画するということは大変な準備と労力が必要となります。せめて立案段階でどのように進めていけば良いのか、迷うことが無いように、今回の記事が参考になれば幸いです。
プルモーでは、各種イベントに関するお手伝いをさせていただいております。プロ仕様の演出機材のレンタルも行っております。
具体的なレンタルの可否のご確認から、実現したいアイディアのご相談まで、どうぞお気軽にご相談ください。
