表彰式って何かのスポーツや学生時代にしか縁が無さそうなイメージですが、社内表彰であれば大人になってからでも関係することができます。
自分がやったことが認められ、それが形となって示される表彰式。大人になっても表彰されるのは、とても嬉しいですよね。今回はそんな社内表彰式を盛り上げるためのオススメ演出方法について、ご紹介します。
盛り上がる社内表彰式【入場演出】
最初にご紹介するのは、入場時点での演出方法です。
レッドカーペット
会場の入り口から檀上までを赤く長細いカーペットを敷き、その上を表彰者が歩きます。表彰者はまるで俳優・女優になったような気分を味わえるのではないでしょうか?!
多くの人が認識している豪華さが漂う演出方法ですので、事前に説明などしなくてもその特別感は伝わることでしょう。費用面としても、準備する物は赤いカーペットのみですので、比較的リーズナブルに利用できる演オススメ演出方法になります。
BGM・ナレーション
表彰者のイメージソングに乗っての登場は、一気に場を盛り上げます。会場のあちらこちらからも「あの人にピッタリ!」「意外…こんな曲が好きなんだ」なんて感想がチラホラ聞こえてきそうですね。
さらにそのBGMに乗せて、表彰者の功績を告げるアナウンスを流すのも盛り上がるのではないでしょうか。ちょっとした笑える秘蔵エピソードを添えても良いですね!
アタック映像
アタック映像とは注目を集まるために行われる映像演出で、オープニングの際に用いるものは「オープニングアタック」と呼ばれます。
映画祭や歌謡祭なんかで、紹介者が入場するバックのモニターに流れる映像…と言えば、イメージできますでしょうか?インパクトと表彰者の紹介を兼ねたぴったりの演出方法になります。
盛り上がる社内表彰式【檀上演出】
続いては、表彰者が壇上にあがった時点で行われるオススメ演出をご紹介します。
照明演出
「スポットライトを浴びる」という表現は、1人だけに注目が集まる様子をとても上手に表現している言葉ですが、ここで注目される演出には照明(ライト)を使用しています。
照明を使った演出は視覚的にとても有効で、また照明の種類によっても様々なパターンを作り出すことができます。
例えば「LED照明」を使って、舞台上を赤やブルーと言った色味に染め上げると、それだけで舞台上の雰囲気はガラリと変わります。
表彰者には「スポットライト」を浴びせることで注目を集め、「ムービングライト」を使えばまるでプロジェクションマッピングのような華やかさを演出することができます。
ナレッジ映像
ナレッジ映像とは、知識やノウハウについて説明した映像のことを指します。ナレッジは知識や知見の「Knowledge」を語源にした和製英語と言われています。
社内受賞者がどのような内容で表彰に至ったのか、会社への功績を語っていただいたり、表彰者の実績などをまとめて映像としてまとめ表彰の場で流します。
事前に収録していただく手間がありますが、今後の社内研修などの教材として活用することもできますので、利用用途が広い映像になるのではないでしょうか。
中継カメラ
壇上の表彰者とつなぐ中継カメラは、会場全体が楽しめる演出方法としてオススメです。人数が多く、会場が広い場合には特にオススメの盛り上がり演出効果があります。
表彰者に対する仕事仲間からのインタビューであったり、表彰者への質問であったり。その使い方は様々です。機材準備もマイクと大型モニターとカメラがあれば、その場で行うことができます。中継担当者は、ぜひ機転が利く人物を採用して場を盛り上げていただきたいと思います。
盛り上がる社内表彰式【事前演出】
表彰式の場だけではなく、事前準備などでも盛り上が演出方法をご紹介します。
ポスター演出
イメージ的には選挙ポスターのような感じですが。事前に表彰者のポスターを作成し、社内に掲示しておきます。
そうすることで、表彰者の顔と実績を認識したうえで表彰式当日を迎えることができるのです。ポスターは表彰式後、受賞者に記念としてプレゼントしても喜ばれることでしょう。
事前撮影やレイアウトなどの編集作業は大変ですが、ちょっと変わった特別感を味わうことができるオススメ演出です。
プログラムをPDF化して配布
受賞者一覧や受賞内容などとめたプログラムを配布する場合、現代のペーパーレス化にともなってPDFによる配布にしてみてはいかがでしょうか。
スマホを持っていない人はほぼいませんので、スマホでQRコードを読み込んでもらい、手元で受賞者のプロフィールや受賞した功績などを確認することができるのは、とても便利です。自分の業務の参考としてもらい易いというメリットも考えられますね。
豪華賞品
例えば「家族で海外旅行にご招待券」とか、「高級ステーキ肉1か月分」など。普段は手が出ないような高級な商品が準備されていれば、受賞者以外のみなさんの次回への活力にもなるのではないでしょうか。
表彰式ではないのですが、某有名リゾート運営企業での全社員あげてのパーティーでは、ビンゴゲーム景品にその企業が所有するリゾートホテルの宿泊券ならびに往復の旅行費用でした。この景品には社員一同非常に盛り上がっていました。
豪華景品のために常日頃頑張っているわけではありませんが、やはり頑張りが形になって見えると嬉しいものですよね。
社内表彰式のデメリットは?
社内表彰式のオススメ演出をご紹介してきましたが、これも表彰式というイベントがメリットがある行事であるからこそです。事前にデメリットも認識したうえで、なるべくマイナス方向の被害は最小限に止めるように事前に改善案を考慮しておきたいものです。
表彰内容は不透明さが無いように!
「なんであの人が表彰されるんだろう?」なんて陰口のようなマイナス発言が聞こえてくるようですと、その表彰内容自体を検討しなおした方が良いのかもしれません。
周りから見て、その表彰内容が不透明で納得の行く人選ではなかった…となると、不公平感が漂った表彰式になってしまいます。社内表彰式はもともと社員のモチベーションアップのために用いられます。このような不公平感が漂うような社内表彰となってしまった場合には、モチベーションアップどころか逆にダウンする可能性の方が強くなってしまうのです。
コストが掛かる
社内表彰式だけのことではありませおんが、「なにかしよう」と考えると、そこには必ずコストが発生します。大小の違いはあると思いますが、社内のモチベーションをあげようと行った社内表彰式が、かえっ社内の経済事業を圧迫してしまった…となっては元も子もありません。
社内表彰式を実施する場合にも、自社の裁量の範囲内で行うことを念頭におき、無理の無い範囲で実施しましょう。
社員同士のコミュニケーションの悪化
社内表彰式だけではありませんが、社内イベントの多くは社員同士のコミュニケーションを測る場として設けていることほとんどです。社内表彰式でも歓談時間なども別途設けているのであれば、やはり社員同士のコミュニケーションを考慮した行事であることは否定できないでしょう。
せっかくのその様なコミュニケーションの場が、逆効果になる場合もあります。受賞者とそうでない社内の人間もしくは部署間で歪みが生じてしまう場合があります。
社内コミュニケーションの悪化を避けるために、表彰内容の明確差や定量化などの配慮を念頭に置いていただければと思います。
社内表彰式を盛り上げて、より一層の業績アップを!
盛り上がる社内表彰式のため、オススメ演出やNGな内容などをご紹介しました。多くの人の前で表彰されるのは、照れくさいことではありますが、同時に胸を張っていただいて良い事柄だと思います。
そんな受賞者の気持ちを受けて、ぜひ盛り上がる社内表彰式の演出を考えてみてくださいね!
プルモーでは、そんな表彰式のような祭典の演出お手伝いも担当させていただいております。各種イベントで使えるプロ仕様の演出機材のレンタルを行っております。
具体的なレンタルの可否のご確認から、実現したいアイディアのご相談まで、どうぞお気軽にご相談ください。